No.18 荒磯のみち
【コース設定】勝浦市・部原三叉バス停 ~ 勝浦市・JR勝浦駅 8.4km 2時間05分
2015年6月18日(木) 曇り時々雨
部原三叉BS 9:05 ~ 津慶寺 10:00-20 ~ 官軍塚 10:50-11:00 ~ “沖原丸”戦没碑 11:10~ 勝浦灯台 11:15 ~ 八幡御前公園・勝浦城址 14:00-10 ~ 勝浦漁港 11:50 ~ 勝浦ST 12:15
歩行時間 2時間30分(小休止含む) 行動時間 3時間10分
同行者 S,M
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勝浦駅からは案内では路線バスで“部原三又”へ、とあるが本数が少なくタクシーを使うことになる。10分ほどで到着する。
曇り空の中、海岸沿いの道を歩いていると、地元の方に呼び止められ。何事かと思ったらボランティアガイドのような方で、これから訪れる要所、要所の説明を親切にレクチャーしていただいた。おかげでガイドには載っていないこともわかりありがたかった。これがまさしく“ふれあいのみち”だと感心する。その後も道を尋ねたり、大粒の雨で軒を借りたりしたときの人情に触れることが出来た。
最初に訪れたのは“津慶寺”。お寺の方にいろいろとお話を聞くことが出来て、勉強になりました。戊辰戦争の時、北海道へ向かう官軍の熊本藩の用船が勝浦沖で遭難し多くの死者を出しました、その遭難者130数人を埋葬、供養したのがこのお寺です。今も遺族が遠く熊本からもお参りに来られるとか。境内には錆びた軍艦の一部の金属塊が飾ってあります。また、仏足石がありお参りが絶えないとのこと。
海を見下ろす丘の上には“官軍塚”として立派な記念碑が建てられています。
さらにもう一つ、太平洋戦争末期の昭和18年、米軍魚雷で撃沈された“駆逐艦・沖原”の乗組員50数名を偲ぶ記念碑が、官軍塚から少し離れたところにひっそりと建っています。
海を見下ろす道を進むと勝浦灯台があり、中には入れないので外から眺めて通り過ぎる。
岬の突端には勝浦城址と整備された八幡岬公園があります。勝浦城は徳川家康の側室・お万の方が逃れてきて、絶壁を布を伝って下りたと言う“お万布ざらし”の伝説もあります。お万の方は水戸光圀・黄門様の祖母にあたる方です。
そんな歴史を垣間見る旅でもありました。
ここからは海岸沿いに大きな勝浦漁港や魚市場を通り勝浦駅に戻ります。あちらこちらに寄り道をして約3時間のウォーキングです。勝浦駅近くで、おいしい魚料理でお昼にしました。
二人を残して、もう一つのコース<理想郷をめぐるみち>に一人でスタートしました。